ひらきなおり日記

ロスジェネのライフ

意外と気付かない。有休が不労所得であることを

不労所得」それは、魔法の言葉。検索して意味を調べてみると、印税や家賃収入、株、年金、ベーシックインカム悪徳商法の謳い文句などと書いてある。

ということは、会社勤めをしている人であれば、そのいずれかを該当しないと手にできない代物のように感じる。しかーし。よーく考えて見たら、会社員になるだけで与えられる不労所得があるんです。

答えは簡単で、「有給休暇」のこと。働いていなくても、賃金が発生する日です。

けれど、有給休暇を完全に消化したことある人はおそらく少ないでしょう。

 

労働時間の短縮と同時に給与も減った、と嘆く前に

4月の働き方改革施行によって、去年以上に労働時間の管理が厳しくなってきている。仕事の量は変わらないのに時間だけが制限されているため、早朝出勤やランチ時間を抜いて(ながらで)仕事に集中する人もいるようだ。また、仕事における疲労感の軽減に合わせて給料が減った、と嘆く人も多いのではないだろうか。

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これまでの日本の就労制度は、「残業してナンボ」という工数重視の考え方があった。

なので、余暇が増えれば給与が減る、給与が増えれば余暇が減る、というシーソーゲームの考え方に固執すれば、現在の働き方にも不安を感じるだろう。
理想は、一個人に対してのバリューに対する対価がそのまま給与に反映されることだが、社長クラスにならない限り、人事制度を変えることはできないし、たとえ社長クラスでも稟議を通すのに時間がかかる。
だからといっておずおずと従うとストレスになるだけ。では、どうすればいいのか。

 

こーなったら、働く環境をフル活用するべき

こうやって、国の制度やら会社の体制をウジウジ考えていたら(←それは私だけか?)、仕事するのがバカバカしくなりません?

会社で働く目的は、生活するための資産、つまりお金を儲けることが最大の目的。けれど、限度(額)がある。

いくらパフォーマンスを見せたところで柔軟な会社でない限り、給与は青天井じゃない。(特に日本の会社は)

だからといって、そのまま働くのも悔しい。だからこそ、お金に変わる何か、を探すんです。

それが、どこの企業にもある「福利厚生」と言われるもの。

 

今でこそ「有給休暇」のあり方を見直すべき

中でも、私たちがよく知っているのに、実はフル活用していない福利厚生がある。それが、「有給休暇」なのだ。かくいう私も、有給休暇を完全消化したことはない。

かなり頑張っても、2、3日は消化できていなかったりする。長期休暇と言ってもお盆と正月で消化してもせいぜい10日間だろう。しかし、年間で付与される有給休暇は20日間もある。なので、残りの10日間を残すなんてもったいない話である。

そこで、どうせ1日休めないのであれば、半休にして小刻みに取って行く。

残り10日間を全部半休にすれば、20日間が平日でも半日働かなくていい時間になる。半日であれば、仕事量の調節もできるので気楽にできるのではないだろうか。

 

半休取って残業代を稼ぐ*1、という手も

中には、9:00-17:00以降は残業と見なされる会社もある。

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その場合は半休も労働時間に入っているため、午前中に半休を取って午後出社して20時、21時まで働いたとしよう。そうすると、17時以降が残業と見なされる。

しかしながら、自分も周囲も残業している感覚はない。なぜなら、半休しているのだから。なので、上司に「残業しすぎ!」と咎められることがないのである。

逆に休みに対して気を遣う人もいると思う。しかし、半休だと半分出社して仕事しているわけだし、気兼ねすることがない。

半日休暇をとって家族と過ごすのもいいし、通常通り出勤して午前なり午後なり一人の時間を過ごすのもいい。家族がいる人にとってはおそらく終日休みをとるより自由度が増すのではないだろうか。

仕事のスケジュールが調整できなかったり、周りがうるさかったり。だけども、有給休暇は国の規定なんだから会社がどうこういう権利はない。だから、使うべきなのである。

*1:1日のうち8時間以上就労しないと残業と見なさないところもあるので、そこは会社の規定をよく見ておくべき。