ひらきなおり日記

ロスジェネのライフ

問題だらけの人事面談

ぶっ倒れてから、し ばらく経った。 

 

…ついに、人事と対決した。

 

人事面談は、複数でくるのかと思いきや、若く賢そうな女性がひとりだった。

面談の時間を1時間も受けていたので、そんなに話すことないだろうと思っていたらそうでもなかった。

しかし、彼女は延々と質問しながら議事録をとっていた。

私は人事には、自分が精神科医に通っていることも抗うつ剤を服用していることも告げていた。

とはいえ、臨床心理士によるカウンセリングを受けるのは拒否し続けていた。

-----------------------------------

なぜなら、会話して治るものでもないからだ。

会話して治ったら、薬はいらん。

病院は苦痛だ。待合室で何十分も待たないといけないし、薬局にいけば何十分も待たされるし。とはいえ、脳と精神に効果が見られるから、時間を費やしても仕方ないと思うのである。しかし、カウンセリングの場合は30分かけたところで効果があるか、と言うと疑問である。

「話をすると楽になる」と言うけれど、気休めな気がする。根本はもっと違う行動を取らないと解決できない。動かないといけない。個人の行動だけで解決できるものであればいいが、大概は対外の問題である。人間関係とか。

 

だから、ずっと拒んできた。

私は、どうすれば病気が軽減するか解決策は知っていて(不当評価と昇給問題)、それを解決できない間はずーっとうつですよ。だから、カウンセリング受けても意味ないです。と、言い続けてきた。

----------------------------------

人事の担当者は、その話はスルーして「最近、辛いことなかったですか?仕事の辛さじゃなくて、特別なこと・・」と言う質問をぶつけてきた。

 

私は天を仰ぎながら「うーん、おばあちゃんが亡くなったことですかね」と言った。確かにショックはショックだった。戦争を経験し、何もないところから親兄弟を育ててきた祖母は、普段話していることが真言に聞こえるほどポジティブでいつもニコニコ穏やかな人だった。会話をする度に心が救われた(と言っても、祖母が一方的に話をするだけなのだがw)とはいえ、もう高齢だったし、ずっと生き続けて欲しいと言うと無理がある。

 

それを聞くとすかさず、「それは、絶対カウンセリングを受けた方がいい!

実はいるんですよ、大切な人を亡くしてショックでカウンセリングを受けている人が」

 

え・・、自分の今言ったことわかってる!?

それ、情報漏洩って言うんだよ。

しかも、そんな仕事と関係ないプライベートなナイーブなこと、初見の人にペラペラ喋るのかね。

 

人事は、「とりあえずカウンセリングは受けてください。嫌だったら続けて受けなくていいので」と勝手にスケジュールを抑えた。

私は、人事もこの調子だったら、カウンセラーもリークする可能性はあるなと踏んだ。

 

その後、この内容はマネージャーには言わず、内密にお願いします、と言うことを伝えて終わった。

現場の人間が知ったら、仕事に差し障りが出るかもしれないからだ。

----------------------------------

 その後、マネージャーと面談したら、

「ひらきさん、薬飲んでるんだってね」

と、普通に聞かれた。

私はびっくりした。「なんの薬ですか?確かに、脳波検査は行きましたけど」ととぼけ続けた。

「いや、心療内科に通ってるって人事が言っていて。気持ちが安定しているならいいよ」とちょっと焦った感じで言ってきた。

 

あーいーつーめー!!!!

 

私はブチっときて、すぐに人事にメールした。一緒に仕事する人には言って欲しくない、と。気を遣って、仕事に差し障りが出ると困る、と。

 

そうすると、人事は一度は謝ってきたものの、「部長は全て知ってますし、そこから報告されてるかもしれませんけど」と。

 

今のところ、毎月送られて来るカウンセリング予約を、仕事が忙しいと延期し続けている。

 

どうしたもんかな〜