ひらきなおり日記

ロスジェネのライフ

「バカな女と飲みたい」と言った上司の話

2、3年前かな。私の所属するチームに20代前半の女子が転職してきたのですが、その子が前に勤めていた会社で上司に言われた言葉が、これです。

 

「バカな女と飲みたいんだよ!」。

 

その時、その話を聞いていたのは私だけじゃないのですが、もちろんみんなドン引きでしたね。転職したのもうなずけます。会社は人間関係が7割とも言いますからね。

 

経緯はこうです。所属チームの飲み会で、男性が上司を含む5人と女子がその子1人。彼女が上司に当時の仕事の課題点をぶつけた時に「ギャーギャーうるさい!俺は、お前なんかと飲みたくない。バカな女と飲みたいんだよ!」と言われたそうで。

その時のことを「自分のことじゃないのに、ショック受けて怒り浸透してましたね」と回想していました。

私は「じゃあ、バカな女と飲みたいんだね。そのバカに当てはまる女がいたの?」と冗談ぶって聞くと「あー、いましたよ」と思い出すように返事されたので、またドン引き。

「そのバカな女の人は、酔っ払った時に上司にキスしてましたね。思いっきりスカートはだけさせて太もも見えるようにしたり。…そのあとその人、昇進しましたね

 

私は、一部分しか聞いてないからなんとも言えない。もしかしたら、勤務中はすごく仕事ができる人だったのかもしれない。…んなわけないか!

 

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最近、大手企業は人事評価にいろんなフレームワークを作成して取り組んでいる。業務内容、コミュニケーション、組織貢献、自己成長…これらの項目を中心に、自身と上司が違いに評価を書く。そして、それに合意の上、次の査定や昇進が決まる。

 

でも、本当に合意の上なのだろうか。

 

ぶっちゃけ、自身の評価が高く(5)、上司の評価が低い(3)場合、自身の評価に上司が同意することはないし、じゃあ中間とって調整する(4)という話も聞かない。

結局は低い(3)のだ。

結果、おだてられるのが大好きな上司にはごますり部下、セクハラを許してくれる上司には露出系女子が見事にハマり、高評価を獲得するのである。

逆に、売り上げ重視の上司にゴマスリばかりしても意味がないし、男と対等に仕事をこなす女上司に露出系女子が割り当てられても「寒くない?」と心配されるだけなのだ。

フレームワークは、均等な評価のベースにはなるだろうが、おそらくそれは3割で、結局7割は上司の意向が強く現れる。そう、人間関係が7割なのだ。

 

要は、これまでとあまり変わらなくない?ということだ。一番賢いのは、評価で云々悩むよりは意気投合する上司を見つけて、どうにかその人のプロジェクトに加えてもらうことですね、はい。

 

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