ひらきなおり日記

ロスジェネのライフ

仕事はマッチングのジグソーパズル

10月くらいまで転職活動をしていました。

…て、すでに過去形なのですが。疲れちゃって。

 

転職することが良いのか悪いのか

応募した会社は書類選考から片っ端にリストアップして経過を見ていたのだけど、雄に50を超えてきました。

落選する原因は、年齢いってるのにマネージャー経験がないことが一番に挙げられます。書類には書かれていなかったのに、面接で突然「マネージャーの経験はないんですか?」と聞かれる。そもそもリーダーな人間が普通に面接に来るんですかね。実績あれば紹介とか引き抜きでしょう。「PM(プロジェクトマネージャー)らしきことはしたことあります〜」と逃げたものの、まぁ難色示されるよね。

 

あと「プランニングがやりたい」というと「うち、ディレクションがほとんどです」と言われる会社が多かった!(←どこの会社でも一緒だよ、てことでしょう。おそらく)

 

それも転職活動疲れの一因である。

 

そうこうしているうちにいつの間にか、転職エージェントのメールも転職アプリも見なくなってしまった。

転職できたからといって一件落着でもないのは、何度も転職を経験していたからわかる。

本当に何を求めているのか。仕事だから「何がしたい」じゃなく「何が欲しいのか」である。

前述した「プランニングがしたい」にしても、「年収100万下がりますがいいですか?」と言われると答えは「ノー」だ。

 

よく転職の志望動機の良い例として取り上げられるのはスキルアップだ。これまでの経験を活かしながら、今後も成長していきたい。その成長の舞台が御社(転職先)だと思った。なぜなら、御社の〜〜〜(公式サイトに書いてある事業や指針など)で活躍できるんではないかと〜〜〜といった具合だ。

 

けれども、本当にそうなのか。そんなの社長クラスの人がそういうのであればわかるけれど、ヒラの人間だったらフツー転職したら年収が100万上がるから」が本音じゃないだろうか。

 

何度も転職する人がいる。私もそうだ(3年以上はいるけれど)。いろんな企業を渡り歩くとわかるはず。

まず、

  • 面接で言われた業務内容と実際の業務が違う
  • 完全インセンティブの会社以外、上司に気に入られないと昇給は難しい
  • 30人以上の会社は、何かしら人間関係やりづらい

というのは、どこの企業も共通にあることだと。

 

だったら、マネーロンダリングしかないでしょー。

 

そうやって、転職活動に離脱気味になっている時にある本を読んだ。

 

この本には、何はなくとも転職した方が良い、転職先の見方のポイントが物語形式でまとめられている。

とはいえ、主人公はプロパー社員の30代はじめの男性。能力がなくても、このプロフだけで市場価値がある。

かたや、マネージャー経験のないアラフォーの女。もし、同じ職種に応募したら、勝負は目に見えている。

 

とはいえ、「生活があるから」「家族がいるから」と転職を躊躇するとやがて企業と共倒れになる、と謳う。

 

選ぶも選ばれるも五分五分

でもですよ、でもでも(←とかいうヤツは、仕事ができない人の5つの特徴の1つには入るんだろーけど) 

こればかりはマッチングですからね。。

  • 企業とのマッチング
  • 面接官とのマッチング
  • 仕事内容とのマッチング
  • 稼ぎ(稼げるか)とのマッチング

複雑なマッチングのジグソーパズルがピターーーーーーーッとハマらないと採用はされないわけです。

個人で鼻息荒く立ち向かっても、闘牛のようにうまくかわされてしまうのです。

 

では、起業すればいいじゃないと、「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」マリー・アントワネット嬢的な発想をしたところでここでも複雑はマッチングパズルが立ちはだかる。

  • コストとのマッチング(経費と工数が稼ぎと見合っているかどうか)
  • 消費者とのマッチング(需要と供給の均衡がうまく取れているか)
  • 価格帯とのマッチング (指定された金額を支払うに値する価値があるか)

よく「好きなことを仕事にする」という謳い文句でたくさん書籍が出ているけれど、仕事をするならまず成功したい。どんな成功か。まず、赤字になっても好きなことしたい、なんていう人はいないでしょー。よく成功体験で、企業して半年、1年は赤字続きでした、なんて言ってる社長もいるけど。それで成功しないまま終わっている人もたくさんいることは決して語られない(←でも絶対いるよね)。

 

考える前にとりあえずやってみる、というのは大切なことだけどさすがに全く働いたことない人以外はリスクヘッジも含めて考えた方が良いと思うのです。

 

とはいえ、マッチングパズルがピターーーーーーーーッとハマる人だっている。

それが組織にいるか、個人でやるのかはそれぞれ。

組織に向いてないなーと思えば個人でやってもいいと思うし、個人での仕事が向いてないなーと思えば組織に入っていいと思う。

ただそう考えて行動する時間が必要ですよね。気持ちの余裕とか。

 

…で、話だいぶ戻って転職活動だけど、数打ちゃ当たることもないのが明確(要はマッチングだから)だから、こなしていくことはお休みしています(←そんなにのんきでいいのか!?)

 

 

じゃあ、今、どうするか!?

で、自分で企業で働くとか起業するとか取っ払って考えてみました。

優先順位として、

  • まーーーーーーーーず、稼ぎたい。金が欲しい。
  • プランニング半分、ディレクション半分。

え?それだけ??

いや、プランニング100%だと結構きつい訳ですよ。息抜き欲しいというか、チマチマスケジュール組んだり、予算の管理したり、ベンダーに指示したり、淡々とこなすこと(まぁ考えるけど)も必要な訳ですよ。

そりゃ欲をいえば、

自分の意見がすんなり通ったり、好評だったり、話題になったり、それが縁で企業から次の制作予算をアップさせてもらったり、グローバル・ローカル関係なくフットワーク軽く出張しまくったり…みたいなことがあればサイコーだけどね。

 

そう考えると企業とか起業とか、とりあえずこだわる必要ないかな…

 

好きなことでお金が稼げたら、なんだって!!!!(←っておい!)