ひらきなおり日記

ロスジェネのライフ

世界でいちばん自分が忙しい

タイトルにもあるが、「自分がいちばん忙しい」とアピールする人っていませんか。

 

何年働いていても、経験を積んでいても「はー、忙しい」と言ってしまったりとか、セカセカした態度で忙しさアピールをしている人。

普通に動いても経つ時間一緒やろ、とツッコミたくなる。

 

私が働いている会社は最近、36協定とか労基法の厳戒体制のあおりを受け、22時にはフロアが消灯するようになった。

ITの会社なので、データ運用に時間がかかるとか、海外対応で遅くなるという場合は上司の承認でOKになるのだが、そんなことは滅多にない。「明日プレゼンでギリギリまで資料作りしたい」は、理由にならないようだし。

 

なので、いくら忙しくても、とりあえず22時で終わりなのである。

 

なのに、忙しさアピールをしている人は後を絶たない。

しかも、十何年も働いている人に限ってである。

普通だったら、部下に「あとはよろしく」と頼んで帰っていいキャリアなのに。

私はこんなに働いている、頑張っているアピールは、部下に任せられないという理由で教育を放棄している柔軟性の無さが丸わかりで逆効果に見えているのに気づいていないのである。

それに、長時間働いていても売り上げがないと「この人は仕事ができない」というレッテルを貼られるだけなのである。

当然、新規の仕事もお願いしにくくなるので売り上げは止まるか下がるかのどちらかになる。

 

私は、クリエイティブ業界を転々としてきたことから、長時間労働、2徹、3徹を何度も経験してきた。

そこでわかったこと。

 

1. 長い時間かけたからと言って、良いものが出来上がるわけじゃない。

2. 短時間でも良いものはできる。

3. 良いものができるのは、人による。

4. 良いフィードバックと良いブラッシュアップで時間がかかるのなら、仕方ない。

 

この4点に尽きる。

 

誰かに自分をアピールしようと考えたり、無意識に態度に出ちゃったりするだけで「アウト~」なのである。

誰もあんたのことなんて見てやしない。

あんたを通して出来上がったものに評価をつける。

 

だから、別に楽をしても良いと思うし、気を抜いてやっていてもいいと思う。相手が満足する仕事ができれば。