2020年のオリンピック・パラリンピックはイスタンブールが正解だったのでは…?
覚えてますか?2020年のオリンピック・パラリンピックが東京に決まったあの日のことを。
あれは、いまから6年前の2013年、数ある候補の中から東京とイルタンブールが接戦して、最終的に東京に軍配が上がった。
けれど、けれど、その後の経過を見るとどうでしょう。
パクリロゴ問題や新国立競技場建設問題から端を発し、建設現場での過労自殺、JOC竹田会長の五輪誘致を巡る贈収賄疑惑などなど・・
マスコミは挙ってオリンピック開催を不安視する報道をしていますが、まぁそれでも開催はされるでしょう。なぜなら、日本だけの問題じゃないから。
うまく行きそうにないならリスケで。
なんて言えないでしょう。賠償金請求されるわ。
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かたやトルコである。
歴史的に見て終わることのないトルコ・クルド紛争、シリア侵攻によるロシアとの対立など内紛が度々起こっていたにも関わらず、いつのまにか
イスタンブールに世界一となる空港が開通。
利用された人もいると思うが(なんせ巨大ハブ空港なので)、最終的に完成するのが2028年なのだそう。にも関わらず、すでに稼働はしていて、今年だけでも1億人以上の登場客数を見込んでいるのだとか。将来的には、6本の滑走路に4つのターミナル、233機分の駐機エリアを備え、2億人への搭乗客へのサービス提供を可能にする。
・・なんちゅう羨ましさ。 ヤバいよ、日本。
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隣じゃないけれど、トルコの芝生が青く見えたのには理由がある。
空港を開通するというのは、一種の景気回復バロメーターなのだ。
空港に元気がないのは、国内の景気が悪いことを物語っている。
(国土交通省が平成23年(古っ)に作成した「航空関係の現状」参照)
http://www.mlit.go.jp/common/000186235.pdf
わかりやすい(かな?)例えにすると、
景気が悪化→予算が減る→これまでの貿易を見直し・抑制へ→空港の発着陸が少なくなる→搭乗客及び輸出入が減る→関連企業は雇用者削減へ→さらに景気悪化・・
という負のループが出来上がるのだ。
逆に、景気いいよね〜と思われる国は必ずと言っていいほど、新空港を開通したり、ターミナルの増設が見られる。
例を出すと、
・カタール:ハマド国際空港(2014年開港)
・アラブ首脳刻連邦:ドバイ国際空港(開港は1960年だが、1998年から2016年までにターミナルを3エリア増設)
・中国:北京新国際空港(2019年開通予定)
・トルコ:イスタンブール空港(すでに開港しているが、2028年完全開通予定)
もちろん、エアラインの増減も景気バロエーターとして捉えられる。
ちなみに北京新国際空港はザハ・ハディト建築だそうな。
何億くらいかかってるんでしょうかね・・?