ひらきなおり日記

ロスジェネのライフ

電気グルーブにみるタテマエ社会の崩壊

私は、電気グルーブが好きです。

電気のワンマンは行ったことないですが、電気の出るフェスはチェックしてるし必ず見ます。

アルバムも持ってるし、ほとんど聴いてるかな。

結成30周年を記念して発売されたアルバム「三十」も聴いてました。(これまで出したアルバムのリミックスみたいなお遊びな感じがしましたけど)

大好きなのは、「YELLOW」ですね。おそらく千回以上はリピしている。

YELLOW(初回生産限定盤)(DVD付)

YELLOW(初回生産限定盤)(DVD付)

 

 

特にMojo[CM mix]は、CMで流れてきて衝撃を受けました。


"MOJO" DENKI GROOVE - TDK Co.,Ltd. AD #7

 

・・って、好きなバンドやアルバムの話をしたいんじゃねーーーーー!

 

今回話したいのは、ピエール瀧の逮捕の件で連日報道されているワイドショーのコメントのことだーーーーーーー!

 

電気グルーブの相方、石野卓球が謝罪しないことにブーブー言ってる番組司会者とかコメンテーターのことだーーーーーーーーー!

 

 

過去にもバンドメンバーが逮捕されて謝罪した人たちはいる。

ドリカム、サザン、チャゲアス・・

 だから、何?

ファンはそう思ってるに違いない。

謝罪なんて誰も求めてない。むしろ、このまま復帰しなかったらどうしようっていう不安・・

そりゃクスリ経ちするための更生は大変だろうから、鬱になったりするんじゃないかって。それが心配。

こんな気持ちは私だけではない。SNS見てたら、誰が謝れなんて書いてる?

SNSで個人同士のコミュニケーションでその人となりがわかっているにも関わらず、テレビに出たら違う意見を言ってるなんてことおかしいでしょ。

 

それなのに連日ワイドショーでは謝罪がない、謝罪がないって。

謝罪したら、落ち着くのか?「じゃあ次の事件です、」みたいにすぐに切り替わるのか。構成作家はなにしてるの?音楽嫌いなの?クラブ嫌いなの?銀座や六本木のクラブは好きそーだけどな!

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ミュージシャンがいる。

その背後にはバンドがある。

さらにその背後には、レコード会社がいる。

それは視聴者もわかる。

 個人の発言じゃないことくらいわかる。

「この度〇〇がご迷惑おかけして申し訳ございません・・」なんて、本気で言ってないってすぐにわかる。

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日本には「本音と建前」って言葉があるけど、もうタテマエを素直に受け止める時代ではなくなっている。そこにコミュニケーションは成立しない。

逆にタテマエがあることで、ディスコミュニケーションが発生する恐れはある。「実際はそう思ってないですよね〜」って、こじらせるだけだと思う。

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テレビは終わった、みたいなこという人がいるけれど、そうではなくてテレビの中の人の企画が終わってるっていう・・

「昔は1人が薬物やってたら関係者が謝ってたし、だから謝れ」とうことを意地で発信してるとしか思えない。

ちなみに電気のCDやDVDやピエールの映画が差し止めになってることも、逆効果でしかないよね。

作品群の価格は高騰してるし、それが本人やレコード会社には印税として入ってこない訳だから。トクするのは、思い入れなく売ってる人とCotCのECサイトくらいですよ。 

 

 

それでは最後に電気グルーブShangri-laをお聴きください!


Denki Groove - Shangri-La [Live at FUJI ROCK FESTIVAL 2006]

 

Shangri-la、あまりライブではしないので珍しい映像。またツアーなり、フェスに出演してくれることを祈るばかりです。